平凡な不動産営業マンの気にかけ

あくまで個人的な日記です。

土地の有効利用とは?

今日は、平凡な不動産営業マンです。

予告通り、空き家について書いてみます。実は私空き家を持っています。親が建てて、長年住んでいた自宅です。もう築55年位になります。訳あって、今他県に住んでいますので、正直管理はかなり不安です。何とかしたいのですが、田舎で、しかも全面道路が2m位しかなく、再建築がとても難しいのです。少し専門的な事をお話しすると、建物を建てる工事の際は、建物の材料を置いたり、工事車両を駐車する為のまあまあ広い場所が必要になります。しかし道が余りにも狭いと、大きな車両は入って来れませんから、工事にひどく手間がかかることになるのです。そんな場合工事はどうするかと言うと、人力で材料を荷台みたいなのにのせて、建築予定地に運び込むのです。材料を置いてある場所と、工事現場が遠いと、現場の職人はかなりの地獄です。当然工事費用は手間がかかる分高くなります。それどころか、場合によっては工事を受けてくれません。

そんな訳で私の自宅は、建替たくても工事そのものがかなり難しく、本当に困った土地なのです。

 

そんな土地ですから売りたくても買う人はまずいません。

対策として道を広げれば良いのですが、

 

私の土地の場合、現在の道路の隣接地は、すべて個人所有なのです。

 

土地を道として提供するかどうかは、個人の意思に委ねることになるのですが、土地所有者は全く話に応じてくれないのです。そんな訳で現状のまま半世紀以上経ちました。

 

笑ってしまうのですが、私の自宅の周りだけ、開発ができない為、田畑や草木に囲まれ、殆ど昔のまんまです。タイムスリップした感覚ですね^_^

 

もし道路付けが、しっかりしていれば、ひょっとしたら私は家を建替て、いまだにその土地に住んでいたかもしれません。

 

これから家を買おうとしている皆さん、道の狭い土地を勧められたら、よく考えてからご決断された方が良いですよ。

 

建物は幅員4m以上かつ敷地に2m以上接していないと建てられません。どちらかが欠けている土地は何かしら問題を抱える可能性が高いという事です。

 

土地はおそらく一生に1回か、せいぜい2回位しかしない買い物です。くれぐれも慎重に。

 

それではまた。