平凡な不動産営業マンの気にかけ

あくまで個人的な日記です。

相続についてパート3

こんにちは、平凡な不動産営業マンです。  

あっという間に師走の足音が聞こえてきました。今年の年末年始はコロナの影響で、新しい生活様式を余儀なくされますね。

来年はどんな年になるのでしょうか?

前回アパート、マンション建築による相続対策についてお話ししました。現金資産を建物に換える事により、節税効果が見込めるので、方法論としては嘘ではないのですが、巷では本当に胡散臭がられています。理由を2つにまとめてみました。

 

①相続効果が実感できていない。

アパート、マンション建築による相続対策は実は建築直後が最も効果が有ります。

(1億円の現金を1億円の建物に換えると資産が圧縮できる理屈はパート2をお読み下さい。)

年数が経過すると建物は価値が段々下がるのに、賃貸経営が順調であれば、現金資産が増えていくと言う嬉しい様な、悲しい様な事態が起こってくるのです。

つまり建物を建築して、ちょうど良いタイミングで相続が発生すれば、「成る程節税効果が、有るね❗️」と実感できますが、人の寿命は予定など立てられるわけもなく、実感できない方が多いのが現実です。これで賃貸経営が順調であれば、不満も起こらないのですが、そうでない場合は結局は不満ばかりがたまり、「騙された❗️」に変わってしまうのです。

 

②アパート、マンション建築による節税対策が本来必要のないお客様に、業者が無理矢理売り込みをして賃貸経営に導く現実が存在する。

 

私はアパート、マンションによる節税効果を提案する側の人間ですのでよく分かりますが、

売らんが為に無理矢理相続対策と言う理屈をこじつけて、賃貸経営に導いてしまった営業が存在するのは残念ながら事実です。この業界をより良くするには、そこに身を置く人間が、本当に真摯にお客様の利益を考えられる様に切磋琢磨するべきで有ると共に、一般の方にも正しい知識を持ってもらいたいと切に感じています。

今日1番の気にかけはこの部分かなと思っています。

必要のない人に必要のない物を勧めれば、悪い評判がたつのも当然ですよね。

 

アパート、マンション建築による相続対策は、使い方さえ間違わなければ、効果は抜群に有ります。それを勧める人間の資質が問われる事と勧められる側も闇雲に決めつけをするのではなく、正しい知識を持って欲しいなと思っております。